「天気の子」作品のみどころとみんなの感想

【タイトル】
天気の子

【作品のみどころ】
2016年公開の「君の名は。」が大ヒットしたことにより、世界的にも注目されている新海誠監督の作品です。
新海誠監督の作品の強みである、現実と大差のない綺麗なアニメーションは非常に見ごたえがあります。特に本作では「今から晴れるよ」という決めセリフで曇り・雨から途端に晴れる空模様の描写が多く、空のアニメーションは、まるで写真のように鮮明に色彩豊かに描かれています。まさに息を飲むような美しさに引き込まれることでしょう。
離島から上京してきた家出少年の帆高と特殊な能力を持つ少女陽菜との甘く儚いラブストーリーの物語です。
また、前作同様に定番となりつつあるRADWIMPSの音楽はオープニングから一気に盛り上げてくれ心が躍ります。

【キャスト一覧】
森嶋 帆高(声:醍醐虎汰朗)
天野 陽菜(声:森七菜)
天野 凪(声:吉柳咲良)
須賀 圭介(声:小栗旬)
須賀 夏美(声:本田翼)
立花 冨美(声:倍賞千恵子)
安井刑事(声:平泉成)
高井刑事(声:梶裕貴)

【みんなの感想】

新海誠監督の作品は大好きで全ての作品を観ています。
「天気の子」何回も見直す程面白く、深みのある作品です。
主人公の少年が東京で試行錯誤しながら頑張って生きていくのを周りの大人達が支えてくれる。人の暖かさ、大切さがわかるそんな内容です。
普段は天気を自分の力で変えることができないので暑くても寒くても晴れでも雨でもしょうがないなと思いますが、天気が良いとどんなに気持ちいいか、大切な日に天気が良いとどんな素敵な思い出になるんだろうと思いました。天気でこんなに気持ちが左右するされるものなのかと思いました。
若いって良いな、若い頃に戻れたら思いっきりやってみたいな、天気って大事だなと思う作品です。★★★★★(星5つ)

大好きな女の子の命と世界の平和とを天秤に乗せるという王道ファンタジーなお話で面白かったです。完全無欠のハッピーエンドではなくて、ちょっとモヤモヤが残るというか色々と考えさせられるビターエンドだったのも私としては好きでした。ヒロインの陽菜さん一人を犠牲にして全部解決して終わるのではなくて、皆で不便を背負いながら助け合って生きていくという道の方が、ある意味では綺麗事というか理想論のような気もしました。ああやって助け合いながら明るくたくましく生きていくのって大変ですからね。そういった世界にしてしまった主人公の帆高くん、そして陽菜さんはかなり責任を感じていたようですが、それでも最後に力強く「大丈夫」と言い切ってみせた帆高くんのようになりたいですね。★★★★(星4つ)

晴れた青空や雨の描写が、とても美しいです。繊細な色づかいで新海監督の世界観を表現しているなと感動しました。一つ一つの言葉が大切にされている映画で、一人の少年が、様々な人と出会うことによって成長していく過程に、感情移入することができます。個人的には、小栗旬さんの声や言い方が素敵だなと感じました。面倒見の良い兄貴的なキャラクターが似合っています。ヒロインの天野陽菜さんも、晴れ女という自分の個性と共に、目に見えない世界と現実の狭間で自分を見つめながら大きく成長していく様子が素敵です。ファンタジー要素と、現代社会が抱えている問題、少年の葛藤がうまく絡んでいて、何度も見たい心に残る映画です。★★★★(星4つ)

とてもきれいなアニメーションでリアルに描かれているのはフィクションながらリアリティを上げている印象で見始めていました。
序盤は主人公の帆高が年齢から職に就けずこちらも不安な気持ちでした。
しかし、陽菜に出会ってから収入も好転していき未来は明るいと思わせましたが、落とし穴がありました。
東京中を巻き込む大雨、陽菜が人柱になり本来の天気を取り戻しましたが、それではあまりにも悲しかったです。
そんな中、拳銃や警察をも巻き込み陽菜を連れ戻そうとする帆高の行動に自然と応援の気持ちが沸き、結果は成功したものの東京は大半を水没してしまっていました。
何事もすべてが丸く収まるのではなく、何かを得ようとすると何かが犠牲になるのだなと感じる映画でした。★★★★(星4つ)

少年少女の純粋で前向きな気持ちが、忘れていた若い頃の気持ちを思い出させてくれて、とても心が温かくなり元気にしてくれました。晴れ女をビジネスにするという発想がすごく面白かったです。色々な人が様々な思いで晴れを望んでいるということがわかり、新鮮さを感じました。ストーリーはちょっと現実的ではないのですが、映像の美しさやテンポ良くどんどん話が進んでいくところが良くて、最初から最後まで飽きずに面白く観ることができて良かったです。雨が止んで晴天が広がっていく映像はすごく美しくて、何度も観たくなりますね。荒れ狂った天気を元に戻す為に、人柱として陽菜が犠牲なるというのはとても切なかったですが、東京がどうであれ帆高が陽菜を救ったラストは自分的にはすごく気に入っています。★★★★★(星5つ)

異常気象が続く関東地方で、天気を祈ると一時的ではありますが空が晴れる能力がある女の子、天野陽菜が神秘的で印象的でした。しかし、この能力を使うと段々体が透明に透けていってしまいます。悲しい場面ですが、この描写がとても美しく鮮明に記憶に残っています。その後、森嶋帆高が空高く積乱雲の上へワープ。ここに囚われていた天野陽菜を助け出すことができたのです。そしてこの映画の主題歌、RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」がとてもよく合い、流れて来た途端に何とも言えない切ない気持ちになります。雨と晴で人生や感情を表していて、「愛にできることはまだあるかい、僕にできることはまだあるかい」と問い続けている、とても壮大な物語でした。★★★★(星4つ)

一番の感想としては、新海誠監督の作品はどれもそうですが、絵がきれいだということです。線が細くて、何より色の配色が素晴らしいです。水や光が軽やかで、誰でも見やすいのではと思います。
一方、一番ここが良くないなと思うのは、少年が銃を所持し使おうとすることです。もう実際使ったかも覚えていませんが。都会的な作品ですが銃まで扱うとなると、観る人によっては受け入れがたさがあると思いますし、私もこれはいただけないなと思いました。その部分が世間の人気にも出ているのではないでしょうか。
また、ストーリーとしてもあまり面白くなかったです。古典をベースにして、うわついていないストーリーではあります。ただ、例えば、ヒロインが消えた不思議な水の世界が象徴的すぎて具体的でなかったから拍子抜けしましたし、警官らから逃げてビルの上の社を必死でのぼっていくシーンは、ただ外からたいしたことない場面を見るような画面構成で迫力がなく、そこまで伸ばすほどのシーンではないけどなんか長ったらしかった印象があります。★★★(星3つ)

新海誠監督の作品ならでは美しい映像は本当に見ごたえがありました。特に晴れるシーンや雲の上の映像などは他の作品ではまずお目にかかれないぐらい美しかったです。もちろん雨のシーンも美しく映像を見ているだけでも映画館で見る価値は十分にあったと思える作品でした。
ストーリーは、共感できる部分や現実世界でも考えさせられる内容になっているところも多く、人とのつながりや周りの支え、そして人は一人では生きていけないということも理解できる内容で非常に良かったと思います。
ラストはとても切なかったですが自分としては良かったと思いました。
また、RAD WINPSさんの音楽との相性も最高に良く映像とマッチしていて感動すら覚えました。★★★★(星4つ)

ほだかの家出理由がよくわからない。中二病だとしても未成年が犯罪を犯す状況はリアリティさがない。
は?そうはならないだろ、と引いてしまった。犯罪シーンはなくて良いと思う。東京の町並みは電車含めて本物そっくり、看板もそのままでとても細かく描かれています。こんな映画はなかなかないと思いました。
晴れ女の代償は身体が透明になっていくこと。この辺はアニメらしくて良いなと思いました。
ただ、映像だけ綺麗で、中身が伴っていない。
なんでそうなるの?
だんだん観ていて気分が悪くなる内容。それなのに、映像の美しさでごまかされる不思議な感覚。
見た後の後味は複雑というか悪いです。雨の映像だけは、とても綺麗です。
もしかして、現在の私たちの心情を描いていたのか?
目に入る映像は美しい。でも、現実の生活は毎日、憂鬱で矛盾だらけ。それなら凄いけど、もっと別の描き方できなかったかなと思う。★★★(星3つ)

新海誠監督特有のきれいなイラストと独特な表現で描かれている少年と少女のストーリーです。
初めにお母さんのお見舞いに来た少女が、光に導かれて廃ビルの上にある祠を見つけます。
その時すでに新海誠監督の強みである雨の降る背景がとてもきれいで、その中で一筋の光が祠に降り注ぐのが、さらにこの後のストーリーを楽しみにさせてくれます。
少女は手を合わせて祈るとどんなに分厚い雨雲でも瞬く間に晴れわたり、日の光が差し込みます。
その姿はとても美しく、まるで女神を彷彿とさせるようでした。
少年は少女を救うために上空の雲の上に行き、少女とともに祠へ帰っていきます。
最後のシーンで、水没した東京に再度来た少年は少女と再会し、ともに歩いていきます。
新海誠監督の強みである雨や空など表現の仕方が一段とよくなっており、優しいタッチの中にはっきりとした意思を感じる絵柄が少年と少女の心情にマッチしていました。★★★★★(星5つ)