【アジア映画1位】U-NEXTで人気の韓国発「新感染 ファイナル・エクスプレス」について

新感染半島 ファイナル・ステージ世界が大喝采&大熱狂したエンターテインメント超大作「新感染 ファイナル・エクスプレス」。
韓国が制作したホラー映画で、高速鉄道車内で発生したパンデミックの恐怖を描いた作品となっています。
カンヌ国際映画祭をはじめとする各国の映画祭で好評を博し、続編も公開される話題作について、あらすじから見どころなどを解説します。

今作は数ある作品の中で「U-NEXTの映画部門でランキング1位」を獲得しており、要注目の作品です。まだ見たことがない方、気になる方はこの記事を参考にどんな作品かをチェックしていただければと思います。

韓国発のゾンビ作品「新感染 ファイナル・エクスプレス」とは?

さまざまな乗客たちが、感染者に捕らわれれば死が待ち受けるという極限状態の中で、生き残りをかけて決死の戦いに挑む

韓国発のゾンビ映画として話題を集めた「新感染 ファイナルエクスプレス」。
本作の主演には韓流ドラマファンのみならず、映画ファンからの評価も高い「コン・ユ」を採用し、莫大な製作費が投じられました

時速300kmでソウル駅から釜山に向けて爆走する超特急。車内では謎のウイルスによってゾンビ化した乗員・乗客が襲い来る中、人と人のエゴがぶつかり合い、生き残りをかけた壮絶な戦いは迫力満点。
その結果、これまでのゾンビ映画の枠を超えるクオリティとなり、韓国のみならず世界中から絶賛される人気作となりました。

事実、公開から年月が経った今もその人気は衰え知らず。U-NEXTで上位を獲得するなど、まだまだ日本国内でも人気が出そうな作品でもあります。

さらに、米国の映画レビューサイト「ロッテントマト」では、実に96%もの支持を獲得
Filmarksの試写会でいち早く新感染 ファイナル・エクスプレスを鑑賞したユーザーからも「ドキドキしっぱなし」「まさか号泣するとは思わなかった」「ただ怖いだけじゃない。家族愛やアクションやいろんな要素が詰まった素晴らしい作品」など、興奮冷めやらないレビューが数多く寄せられています!

新感染 ファイナル・エクスプレスのその後とは?「新感染半島 ファイナル・ステージ」

韓国で大ヒットを記録し、日本でも話題を呼んだゾンビパニックアクション「新感染 ファイナル・エクスプレス」の4年後を描く続編

そんな韓国発のゾンビ・パンデミック映画の新作「新感染半島 ファイナル・ステージ」は、大絶賛された前作からシフトレバーをオーバードライヴに入れたような、スピード感が段違いな大疾走映画となっています。

突如人間を凶暴化させる謎のウイルスが半島を襲ってから4年後。 香港に逃げ延びていた元軍人のジョンソクが、ある任務遂行のために半島に戻ってきた。
その任務とは、限られた時間内に大金が積まれたトラックをチームで回収し、半島を脱出することに。

2作とも共通する「本当に恐ろしいのは人間である」というゾンビ映画の共通的なメッセージが、より際立つ作品となっています。

最新の映像技術を存分に活用した「今までにないゾンビ作品」

日常が崩壊していく様はこれほどなくショッキングかつリアル

ゾンビ作品といえば数々の作品が存在しますが、特に有名なのが「ウォーキング・デッド」や「バイオハザード」でしょう。2000年代になってからゾンビ+サバイバルというジャンルが台頭してきただけに、またゾンビ系の作品か・・とマンネリ感を覚える方も中にはいるかもしれません。

「新感染」におけるゾンビの描かれ方は、ほかのゾンビ作品に比べればあまり恐怖感は感じない印象です。 しかし特殊メイクを駆使された感染者たちの表情は痛みや苦しみが滲むようなつらさがあり、グロテクスで巧妙な演出ではなくとも、他作品にはない恐怖感があります。

ビジュアルのみならず動きも巧みで、ただ怖いというよりも予測不可能な奇抜な動作に終始ヒヤヒヤドキドキです。アクションシーンの数々はパワフルながらも違和感なくリアリティがあり、ゾンビ作品として新たな進化を遂げたという印象を受けます。

「時速300km」で走る新幹線の社内外を特殊な撮影方法で再現

今作の舞台は韓国高速鉄道=KTX

今作の舞台は時速300km超えで走る列車・KTXになります。窓の外を素早く過ぎていく景色を再現するために、韓国史上初の最新技術であるLEDリアプロジェクションを導入し、その演出を見事に再現。
実際に映像を観てみると、時速300kmで走っているような感覚を受けるから驚きで、猛スピードで駆け抜けていく列車と素早く流れていく景色は、最新の映像技術を存分に感じることが出来ます。

多くの人々が日常的に使用する列車という身近な交通手段の中で突如発生した感染爆発。疾走する密室と化した列車の中で凶暴化する感染者たち…。日常が崩壊していく様はこれほどなくショッキングかつリアルです。

時速300kmで走る密室のスリル

ハリウッド映画で馴染みのあるゾンビのイメージを一新するような、かつてないインパクトを放つ感染者たちの迫力はすさまじく、得体の知れない不気味な動きに最新のCG技術が合わさることで、臨場感溢れる緊迫した世界を見事に描き出しています。

逃げ場も死角もほとんどない車内で、果たして彼らは生き抜くことができるのか? 一瞬たりとも気の抜けないサバイバル劇に、瞬きも呼吸も忘れてしまう展開は必見です。

ゾンビ作品としてだけでなく、ヒューマンドラマとしても優秀

感情の処理が追いつかない! 興奮と感動のカタルシス

主人公である「ソグ」は、冒頭で身勝手な父親として描かれており、別居中の妻とは娘・スアンの親権をめぐり争っているものの、娘であるスアンを大切にしている様子はありません。
スアンが父のために歌おうと決めていた学芸会を行くこともなく、敏腕のファンドマネージャーとして家族のことを顧みることもない様子。

しかしそんな仕事一筋であったソグが次第に父性が目覚めていくのが本作の見どころの1つでもあります。
「スアンと母親を離れ離れにしたくない」「スアンだけは絶対に守る」という父性が目覚めていき、冒頭の身勝手な姿が嘘のように、自らの体を張って娘を守ろうします。

海外作品だとキャラクターや世界観がいまいち不透明な中で淡々と物語が進行していくという作品が珍しくないですが、今作の良さは「誰もが理解出来る内容」に仕上がっている点です。

新たなゾンビ作品としての境地を開いた韓国発、新ゾンビ作品は「U-NEXT」で視聴可能

2016年カンヌ国際映画祭をはじめ、数々の映画祭などで高く評価され、最新の映像技術を存分に活かした今作。これまでのゾンビ映画を継承しながらも、主人公のヒューマンドラマとしても完成されているため、非常にオススメの作品となっています。

韓国映画でも引っ張りだこの人気俳優陣が共演し、本作では、カン・ドンウォンの特技を活かした市街地での激しいアクション、そして迫力満点のカーチェイスも展開され、「ホラーとアクションを上手く融合」したという側面が強く感じられます。
リアルな映像やスピーディーかつスリリングな展開はもちろん、韓国映画らしい奥深い愛や人情も。

ノンストップのサスペンスやスペクタクルを完全に融合させた圧倒的なカタルシスは、まさに「究極の映画体験」と呼ぶにふさわしいです。
また、極限状態の中で、大切な人を守るために取る決断の数々は涙なくして観られない! ぜひ大切な人と一緒に観て欲しい映画となっているため、まだ今作を見たことがないという方は是非U-NEXTで視聴を楽しんでいただければと思います。