【想定外の結末】ゲット・アウトが面白い!

どんでん返しが魅力の作品を「どんでん返しが魅力」と喧伝するのはあまり粋ではないかもしれません。

しかし話が予想外の方向に進み、スルーしていた情報が一気に回収されていく様は、いつ観ても気持ちがいいものです。

今回はそんな、完璧なプロットで予測不能の展開を魅せるゲット・アウトという作品をご紹介します。
視聴前にはレビューはもちろん予告すらも見ないでおくのがおすすめです。

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ゲット・アウトはとは英語で「外へ出る、出て行く、外出する、逃げ出す、出発する」という意味になります。

ゲット・アウトとは

初監督を務めた人気コメディアン、ジョーダン・ピールが人種差別を恐怖に昇華させ、衝撃の物語を演出。トランプ大統領の当選を受けて変更したというエンディングにも注目。

グロテスクな描写はほとんどありませんが精神的にかなり追いつめられる作品のため、多少の覚悟をもって鑑賞することをおすすめします。

2017年に全米で公開され、世界興行収入は約2億5,000万ドルにも達している「ゲットアウト」は、作品の中に数々の伏線やミスリードが隠されており、日本でも高評価を得ている作品です。

ゲットアウトは、黒人男性のクリスが恋人である白人女性ローズの実家のアーミテージ家に挨拶しに行くことから悲劇が始まる映画です。クリスは、アーミテージ家に黒人の使用人がいることやローズの母親に禁煙できるように催眠術をかけられたことに違和感を覚え始めます。

彼女に招待された家、しかし何かがおかしい

極めつけは、親睦会パーティーに招待された客からの質問や行動でした。招待客に筋肉を触られたり、スポーツは得意なのかを問われたりしたのです。黒人だからと差別をされた訳でもないのに、何かがおかしいとクリスは感じます。

その違和感の正体に関しては是非作品を通じて見てもらえればと思いますが、実は映画の序盤から、様々な伏線が張られています。
時には映画の重要な伏線となっているシーンもあるので、気になった方は序盤から是非注意深く見てみてくださいね。。

ゲット・アウトの見どころ

本作では白米国社会に潜んでいる黒人差別問題をテーマにしているサプライズ・スリラー映画で、人至上主義が1つのテーマとなっています。白人至上主義でありながらも黒人を歓迎するという、こんな歪んだプロットの先に行きつく真実はあまりにも無慈悲。
気味悪い違和感の正体が明らかとなっていく終盤は、あらゆる伏線が一気に回収されていき爽快なほどです。

これまでにも、差別や奴隷などがテーマの黒人差別を問題とした映画はありましたが、ゲットアウトは今までの映画とは違う視点からの黒人差別問題をテーマにしています。

二度、三度楽しめる作品

映画ゲットアウトには、数々の違和感や伏線が散りばめられているので、意味を理解した上でもう1度映画を初めから見直すと新たな発見や気付きがあるでしょう。
上記でも解説したように、さまざまな伏線が存在するため「こういう意味だったのか」と発見があるかもしれませんよ。

また、見終わった後に面白さや怖さを感じられ、人種差別問題について考えさせられるまさにサプライズ・スリラー映画となっています。

ゲットアウトを視聴したい、見直したいと思った方はU-NEXTの無料トライアルを利用して楽しんじゃいましょう。

2022年07月現在、U-NEXTでは吹き替え・字幕ともに見放題対象となっています。

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