「花束みたいな恋をした」の作品のみどころとみんなの感想

【タイトル】
花束みたいな恋をした

【作品のみどころ】
2021年1月公開の映画。人気俳優の菅田将暉と有村架純のW主演で監督は土井裕泰。
終電を逃したことで偶然出会った大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)が、共通の趣味が一致したことがきっかけとなり、あっという間に恋に落ちてしまいます。
大学卒業後は同棲をスタートさせ、就職せずにフリーターとして働き始めた二人は穏やかに暮らしていきますが、就職活動をし営業として働き始めた山音麦は日々の仕事に追われるようになり、二人だけの大切な時間がどんどん失われていくちょっと切ないストーリーです。
大きな事件や展開はないものの、社会人生活をリアルに描いたこの作品は、まだ社会経験のない10代や20代の学生には刺さる部分も多いでしょう。

【キャスト一覧】
山音麦(菅田将暉)
八谷絹(有村架純)
加持航平(オダギリジョー)
八谷早智子(戸田恵子)
八谷芳明(岩松了)
山音広太郎(小林薫)
羽田凜(清原果耶)
水埜亘(細田佳央太)
押井守(押井守)

【みんなの感想】
前半は普通の若い男女の出会いと交際の日々に、この普通過ぎるのはきっと後半でどちらかに何か大きな事件が巻き起こるのでは、と期待しながら観ていました。しかしそうはならず少しがっかりしたものの、この先社会人となって行く未来に不安を持つ若者たちが、共感しながら色々と考えながら観れる物語かなぁという印象を持ちました。後半に向かう程物悲しい展開となるのは意外でしたが、二人のシビアな心情が伝わって来て心にささりました。再度、楽しく過ごしていた頃の二人の様子を見直してみると、とても感慨深いものがあり、人生って先の事を心配し過ぎたり手堅く生きたいと思っても、結局今を一生懸命に生きるしかないのかなぁと思わされました。とうに過ぎ去った人も、若かった頃の事を振り返りながら観るのも良いかなぁと感じました。★★★(星3つ)

正直な感想を申し上げますと全く刺さりませんでした。
10代や20代の学生の時見たらこういう恋愛もあるよという感じで刺さったのかな、、って思いました。自分も20代ですが、、。それを超えてくる層や社会人として働いている方には現実も経験もしており刺さりにくいのかなと個人的に感じました。
共感という部分で刺さる方もいらっしゃるかもしれませんが、独特な二人なので刺さりにくい方が多いと思います。
私は感性がすごく強い方なのでこういう映画にはハマりやすいのですがあまりにもハマらなかったことにびっくりしました。内容が薄いな、というのとこれだけ豪華な俳優や女優さんを出演させたのにこの内容か、、というのも残念でした。
当時はまらなかっただけなのかもと思ってついこの間改めて見返してみましたが、結局途中でこれ以上の感想はやっぱり出ないなと思い断念しました。★★(星2つ)

私がこの映画を見た感想は一言でいうと最高でした。そもそも個人的に恋愛映画が好きなのはありますが、今回の映画はとても良かったです。まず初めに当時、大学生だった私はこの映画と自分の生活が重なるシーンが多くあり、共感を得ました。休みの日は家で一日中映画を見たり、彼女の髪をドライヤーで乾かしたり連想させるものがありました。更に恋愛映画に必要な要素あったり、将来のことを考えさせられたりと様々な事柄が描かれており、個人的には良い映画でした。当時の私はパートナーと一緒にこの映画を見に行ったのですが、映画を見た後、社会人になってからの話をしたりこの先のことも考えられる様になりました。この映画は気に入ったので小説も愛読しています。★★★★★(星5つ)

恋人を始め、人との付き合い方を考えさせられる映画でした。どれだけ相手のことを好きでいても、自分に余裕がなければ相手にやさしくしたり、相手のことを思いやることができなくなってしまうのが本当に悲しいです。客観的に見れば、なんでそんな余計な事を言ってしまうのか、他に言い方があるだろうと思ってしまいますが、実際に自分が同じ状況になった場合、自分がやりたいことをできていないのに、相手が楽しそうに新しい道に進んでいっていた場合、置いていかれたような気持になって、相手に八つ当たりしてしまうんだろうなと思いました。嫌味を言ってしまったり、余計なことを言ってしまったり、そういった積み重ねですれ違っていくんだろうと思うので、自分がどんな状況になっても相手を思いやる気持ちは忘れないでおきたいと思いました。★★★★★(星5つ)

所謂サブカル文化は好きですが、私には肌が合わなかったです。きのこ帝国の「クロノスタシス」をふたりで歌ったり、タクシー使わずに徒歩20分以上歩いて帰ったり、知る人ぞ知る有名人にはしゃいだりと、「最近の若い子はこういうのが好きなんだろ?」と言うスクリーンの向こう側にいるおじさんが想像できてしまってむず痒い気持ちになりました。私はきのこ帝国はひとりで聴きたいし、駅から徒歩20分以上の家には住まないし、タクシーを拾うし、相手との共通認識が確認できない前にあんな言動をするのは相当イタイと感じてしまいます。
麦くんの自己顕示欲、自己愛が目立ちました。印象的だったシーンは、絹ちゃんの両親が家に遊びに来た際、父親がワンオクは聴くか尋ねた時です。麦くんは「聴きます」でも「聴きません」でもなく「聴けます」と返答します。何目線でしょうか。なぜ彼女の父親にマウントを取るのでしょうか。しんどいです。でもこういう人結構いますよね。
「最後の結婚して子供産んでディズニーランド行って…」の話もがっかりでした。絹ちゃんの求めているであろう物と何一つマッチしていません。「結婚」が別れ話の切り札になると思っていることもすごく可笑しいです。
結局、麦くんは人と違う何かになりたい凡人だったことが露呈しています。現実と自分の認知の乖離に気付けzず足掻く姿は滑稽でした。これが高校生や大学生だったら受け入れられたのかもしれません。終始恥ずかしい気持ちで鑑賞しました。でもこれは同族嫌悪や共感性羞恥から来る気持ちかもしれません。自戒となる映画です。★★★(星3つ)

この映画には、今村夏子や天竺鼠など、実在する作家や芸人などの、リアルな名前がびっくりするほど多数出てきます。勿論、無名ではないけれど、知らない人は知らないような、そんな人物の話題が山ほど出てきて、主人公の二人は何時間でもそれらの話題に耽ります。それはすごい共感性で、経験ありますが、自分しかその魅力を知らないだろうと思っていたところに話が通じる人が現れると、気が合うを通り越して感動してしまいます。まさに、出会うべくして出会ったと感じてしまうんですね。そうやって同じものに感動し、同じものを愛した二人が、生活に余裕がなくなったとき、二人で日々愛でていたものが色褪せてくる。よくあることですがジレンマですよね。最高の感情を知るからこそ、そこに戻りたいのだけど、あの日々にはどうやっても二度と戻れないような。だから、カフェで、昔の自分たちのように話している若いカップルを見た時の二人の切なさに泣きたくなりました。別れなくてもどうにかなるんじゃない?と思えたりもしましたが、あの、二人が全てにおいて通じ合っていた、あの瞬間がきっと花束で、戻れない限りは難しいのかもしれません。結局別れはあったけど、ラストが寂しいものじゃなくて嬉しかったです。★★★★★(星5つ)

菅田将暉、有村架純という豪華キャストの主演ということで非常に楽しみにしていました。川沿いのアパートで同棲生活をはじめる二人の恋愛模様を描いた作品で、はじめましてから恋に落ち、やがて一緒に住みはじめ、物理的な距離が近くなればなるほど些細なすれ違いからお互いの心が離れていくという恋愛にはありがちなストーリー展開でしたが、二人のキャストが絵になるのでとくに飽きを感じることもなく最後までみていられたと思います。この作品を通して伝えたいものとかそういったものは特に感じられなかったが、コーヒータイムにリラックスしながら鑑賞できるようなカジュアルさが逆に良かったです。Googleマップの奇跡のくだりは個人的にはあまり必要でなかったと思いました。★★★(星3つ)

とてもリアリティのあるラブストーリーでした。普通、ラブストーリーというと、何か二人を引き裂く重大な出来事が起こるのですが、この映画は何も起こりません。何も起こらないのに、二人が別れてしまう過程が、現実世界で起こることと同じで、とても共感できました。別れまでの二人がラブラブであればあるほど、別れは切なく悲しかったです。しかし、二人とも、すぐに次の恋人を見つけているところも現実にありそうで、よくぞここまで理想に走らず、現実を描くことを貫いたなと感じました。その点が一番印象に残りましたが、主演の二人もかわいらしく、いい演技をしていて、ラブストーリーらしく、キュンキュンする場面も多かったです。★★★★★(星5つ)

とてもリアルで見入ってしまいました。5年の月日で変化する2人、すれ違う2人、取り戻そうとする麦くん、こんな風になるカップルは山ほどいるんだろうとかんじました。涙が止まりませんでした。どれだけ仲が良くても、意気投合しても、変化していく中で一緒にいることはむずかしいんだと感じ、今を大切にしようと思いました。さすがに駅から徒歩30分の家には住まないかなとも思います。ただ、出会い方は羨ましいと思いました。紹介でもなく終電を逃したことで出会うなんて中々出来るものではないですよね。そこから仲良くなって家に上げて、カップルになるというのだから、相当息が合ってお互いにビビっと来たんだと思うと、そんな出会いしてみたいなと羨ましいです。★★★★(星4つ)

非常に胸にグサッとくる作品でした。はじめは知り合うところは好きなものの意気投合というものですが、たぶん男女の出会いはそんなものだと思います。そこから、お互い惹かれあい、同棲するまでに至るのですが、大学生の恋愛から就活などを経て社会人の恋愛になり、お互いのすれ違いが始まるところが、自分にもあったなと感慨深いものがありました。それからの生活は同棲はしているものの、お互いの生活リズムのすれ違い、想いのすれ違いに胸が苦しくなります。当時付き合っていた彼女と見に行きましたが、昔の恋愛を思い出してしまうほど苦しく、最近の若者の恋愛観を非常に映し出している作品だと思い、わたくし的には非常に思い出深い作品です。★★★★★(星5つ)