アニメ「幼女戦記」の劇場版は、カルロ・ゼンによる戦記ファンタジー小説の原作を映画化した作品です。この作品の見どころは幼女の魔術や強さ、空中戦での迫力ある描写です。
この記事では「幼女戦記」の劇場版のあらすじや口コミをご紹介します。
劇場版【幼女戦記】あらすじ

現世でサラリーマンだった男性が、金髪で碧い眼の幼女へと転生した国は、世界大戦が勃発したヨーロッパに良く似た国で、その国の将校となり戦闘するという内容です。
彼は幼女ターニャ・フォン・デグレチャフとして生を受け、軍人として次々と任務をこなし、航空魔導士官となり短期間で少佐へと伸し上がり、優れた指揮官として数々の戦場で才能も発揮します。
転生した幼女ターニャは9歳ぐらいですが、帝国では魔導士(魔法の能力がある)は男女年齢問わず、ターニャの年齢でも軍人になれるのです。
統一暦1926年ターニャは指揮官として、帝国軍第二〇三航空魔導大隊を率いていましたが、敵軍の罠により危機に直面します。
その時ターニャは作戦を急遽変更し、敵の魔導大隊との交戦を経て本部一帯を崩壊させます。
そしてターニャは大隊を率いて、帝国軍本部へ帰還し、直属の上司レルゲン大佐に、意気揚々と報告しましたが、なぜか偵察部の士官を紹介されます。
大隊と共に軍用機に乗せられたターニャは、統一暦1926年、3月15日未明、吹雪の中、東部国境地帯への任務をまかされたのです。
今回の任務は、演習中の偶発的なミスを装い、連邦国軍の偵察を行えというものでした。
それは第一警戒線にて連邦国軍側の、大規模動員が報告されたためでした。
動向を観察し必要なら警告を発するが、こちらからは一発も撃たず相手側に撃たせろということでした。
大隊は連邦国側の偵察を行った結果、巨大大砲が運び込まれ設置されている様子を目にします。
これは確実に戦争の準備でした。
そこで、ターニャは自軍に警戒を強めるよう通信を送りますが、連邦国軍は彼らの目前で大砲を発射したのです。
本部からの通信では、全部隊戦闘を開始せよというもので、ターニャは部隊に襲撃命令を発令しますが、敵軍の魔導士部隊の反応はありません。
そこでターニャの部隊は敵軍を上空から攻撃します。
この時、地上部隊はすでに交戦を開始していましたが、ターニャの第一中隊が攻撃せずとも、部下の隊だけで敵軍本部は崩壊したので、ターニャは連邦国の首都を落とそうと考え、本国へ許可を申請し、ターニャの作戦は許可されることになりました。
一方、連邦首都モスコーでは、連合国軍へ連合国軍籍の多国籍義勇軍が参戦するという作戦を練っていました。義勇軍とは各国から集められた、魔導士兵が揃った部隊です。連邦国の首都を落とそうと考えたターニャの大隊は、白昼モスコー広場を突如爆撃します。
そしてターニャは、モスコーのシンボルである銅像を見事に破壊したのです。この出来事で怒りが爆発し、義勇軍の隊が出撃し交戦開始となったのです。この後の死闘な空中戦の迫力が見事に描写されているところがこの作品の一番の見どころです。
劇場版【幼女戦記】の口コミ

●戦闘描写が素晴らしいです。
●主人公のセリフで何度か聞き取りにくい所があった。
●めっちゃ面白かったです。
●アニメ映画としても最高に素晴らしかった。
●エンディングよかった曲で泣けそうになった。
●迫力満点で最高のエンタメ戦争作品だった。
劇場版【幼女戦記】声優のコメント

悠木碧さん
強化版 新幼女戦記です。パワーアップして続編作っちゃいました。もう幼女って言葉はいらないんじゃないかと思うくらい、重厚な作品に仕上がっています。でも最前線でゴリゴリに戦うのは幼女と少女。途中から幼女かっけーってなって貰えると思います。
早見沙織さん
重厚な戦いが繰り広げられていました。誰の視点で物語を見るかによって受け取る感情が違うかもしれないな、と思いました。また、203大隊のやりとりが絶妙な塩梅で楽しかったです。
戸松遥さん
想像していた以上に良い意味で大人な作品でした。人間関係の駆け引き、それぞれのバックボーンや、生い立ち、みんな個々に抱えてるものや守らなければならない事、割り切らなければならないもの、全てにおいて細かい設定がきちんとあって、シナリオを読んでいてとても楽しむことができる作品でした。その中でメアリーという今回のキーになる女の子を演じられてとても嬉しかったです。
劇場版【幼女戦記】に関するまとめ

「劇場版 幼女戦記」は、2019年2月8日から公開され、興行収入が3億5000万円を突破し、2019年4月5日より4DXでの上映も開始されました。
戦争映画の劇場版で戦闘シーンの音、爆発などもあまりにも大迫力で圧倒されます。
ストーリーとしては、テレビアニメ版からの続きで、“幼女の皮をかぶった化物”こと、主人公ターニャ・デグレチャフ少佐が南方大陸での戦闘や、メアリー・スーが所属する多国籍軍との戦い時の、迫力あるアクションが見どころです。
特に空戦シーンが見どころで、大画面の中を所狭しと飛び回る魔導師たちや、砲弾の爆発を表現した空の様子は美しく圧巻です。
空を飛べる人間である「魔導士」が、空を舞い、銃弾を魔法で強化し、魔法の障壁で弾く。そして、その障壁を銃剣で貫く。
単なる航空戦とは違い、地上からの砲撃、戦闘機なども絡んでくるので、この作品ならではの戦いのシーンが見られます。
ターニャの容姿は、とても可愛らしく、声も悠木碧さんなので、とても可愛らしいです。この容姿や声、話し方にも視聴者は引き込まれます!劇場版・幼女戦記をまだ見てない方は是非一度ご覧くださいね。