現在、多数のスピンオフの製作が同時進行中のウォーキング・デッドシリーズ。
当記事ではウォーキング・デッド(TWD)のスピンオフ作品である、フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(FTWD)シリーズを皆さんにご紹介。
どちらの作品も荒廃した世界を必死に生き抜く人間の姿を描いていますが、ストーリー展開やキャラクターが異なり、全く別の楽しみ方が出来るかもしれません。
この作品は世界が崩壊していく様子を描いている為、「ウォーキング・デッド」の前段階として位置付けられる話題作。そんな「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」について解説します。
目次
フィアー・ザ・ウォーキング・デッドを視聴する方法
本家ウォーキング・デッドのように、フィアー・ザ・ウォーキング・デッドを取り扱っている動画配信サービスは多くありません。
2023年現在、全シーズン見放題で配信されているのがAmazonプライム・ビデオのみとなっています。残念ながらそれ以外の動画配信サービスでは視聴することができません。
よって、「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」を視聴するなら「Amazonプライム・ビデオ」を利用しましょう。
フィアー・ザ・ウォーキング・デッドについて

世界中で大ブレイク!海外TVドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフシリーズであり、前日譚
ロサンゼルスに住む、高校の進路指導カウンセラーのマディソン・クラーク、そのボーイフレンドで英語教師のトラヴィス・マナワ、マディソンの優秀な娘のアリシア、麻薬中毒の息子ニックからなるぎくしゃくした家族がゾンビによる世界の崩壊を目にする。一家はエルサルバドルからの移民のサラザール家と知り合い、謎の男ストランドの船に乗る。彼らはアメリカとメキシコ国境付近で、変わり果てた世界を生きようとする。
世界中でブームを起こし、大人気海外ドラマとなったウォーキング・デッド。本作はスピンオフシリーズに該当します。
原作はすでに世界が壊滅的な状態から始まり、冒頭から多くのウォーカー達が蔓延っていましたが、フィアー・ザ・ウォーキング・デッドではウォーカーの正体や現れた原因が分かっていません。
この作品の特徴は何と言ってもウォーカー達によって崩壊する以前の、平穏な町に訪れる正体不明の恐怖に怯える人々の姿を鮮明に描いた点。原作を見た人もそうではない人も楽しめる作品になっているんです。
本家同様、ウォーカー達と戦うスリル感だけでなく生き残った人間同士の苦悩や葛藤もあますところなく抉り出していく。複雑に絡み合った人間関係や心理模様を描くことにより、物語に深い奥行きと感動を与えることに成功し、人間ドラマ重視なストーリーを展開していきます。

歩き回る死者=ウォーカー
2作とも、原作は同じロバート・カークマンによる同名コミックなので、世界の状況などの各種設定が共通で、ウォーカーたちの、動きが遅い、頭部を破壊すると倒せる、大きな音がすると寄ってくるなどの設定も基本的には同じ。
ウォーキング・デッドとフィアー・ザ・ウォーキング・デッドの登場人物たちは、同じ時間を生きています。
ウォーキング・デッドの前段階を描いた、新たなる恐怖
突然豹変し襲ってくる人間に訳もわからず恐怖に陥る登場人物達。まさにウォーキング・デッド作品らしいストーリー展開から始まります。得体の知れない恐怖に向き合い、徐々に崩壊していく世界は「もしこれが現実だったら?」とまるで疑問を投げかけられている様。
2作の世界観は同じだが、ドラマにはそれぞれ別の面白さがあり、崩壊していく世界で極限状態に追い詰められた心理状態が最大の見どころとも言えます。
ウォーキング・デッドとの違いについて

FTWD公式では「人物相関図」などが閲覧可能、視聴しながら登場人物の関係性などを知るのにおすすめ
2作品の舞台となる場所は別で、遠く離れています。場所が違えば気候が異なるし、人々の生活ぶりも違ってきます。
だからこそ、フィアー・ザ・ウォーキング・デッドでは同じ世界を描きつつ、全く別の雰囲気が味わえるドラマになっているんです。
ウォーキング・デッドではアメリカの東海岸側が舞台で、基本的には温暖な気候ですが、寒い冬には雪が降る場面もある。それとは対照的にフィアー・ザ・ウォーキング・デッドはずっと気候は暑く、砂漠と海もある。
特に、海上がどうなっているのかは、ウォーキング・デッドではまったく描かれなかったので、海上で起きる出来事は新鮮です。
完全に独立した作品であるため、シリーズ初見の人でも楽しめる
ウォーカーによって世界が終末に向かっていく様子を、問題を抱えながらもロサンゼルスで生活している家族の目を通してリアルに描いた本作。
本家とは完全に独立した話でもあるので、「ウォーキング・デッド」を知らない人でも、本作から楽しむことができます。原作者自身が作り上げるひと癖もふた癖もあるオリジナルキャラクターは、非常に魅力的で、一度見るとハマること間違いなし。
「ウォーキング・デッド」と「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」ではで間に起きた過去の出来事が、並行して描かれていく。
途中で分かる「ああ、そういうことだったのか」という仕掛けも、ドラマを盛り上げてくれること間違いなし。