仕事に人間関係、恋愛など世の中には思い通りにならないことが沢山ありますよね。
時には何もかも嫌になってしまったり、精神疲労を経験したことがある人も多いのではないでしょうか?
そんなとき、それでも続く明日に向けて、今回は疲れたときに観てほしい映画をご紹介していきます。
目次
LIFE!

平凡で退屈な毎日を過ごす空想癖のある男が、ある危機に直面したことから現実世界で大冒険を繰り広げる様子をファンタジックに映し出す
LIFE!のあらすじ
ウォルター・ミティはLIFE誌の写真管理部門で働いている。長い歴史を持つこの雑誌も廃刊が決まり、最終号の準備に追われる日々。年がら年じゅうデスクでフィルムを相手にしているウォルターは、自分の人生が日々同じことの繰り返しだと感じている。
そんな時、彼は空想の中に入り込む。その中では、横暴な上司と激しくバトルしたり、極地を旅する冒険家になったりと変幻自在。けれども現実に立ち返ると、空想とのギャップに疲れるばかり。
そんなウォルターの身に大事件が起きる。最終号の表紙を飾る写真がどうしても見つからない。運悪く、撮影した写真家は世界を放浪しながら写真を送ってくるのが常で、今も世界のどこにいるのか判らない。はからずもウォルターは写真家に会うために現実の冒険をすることに…。
本来の人生を取り戻していくようなストーリーは見入ってしまうこと間違いなし!
家と職場の往復、なんの代わり映えもしない日々…、幕開けから映る主人公の姿は、日常をしがなく生きる私たちの姿と重なります。しかし、1つのネガを無くしたことで彼の人生は一変。本来の人生を取り戻していくようなストーリーが始まるのです。
それでも基軸にあるのは人生をつまらなく感じていた主人公の思い。私たちの人生だって彼と同じで、日常を少しでも離れたら冒険はいつだって始まっていきます。まさにつまらない人生なんて無いと感じさせてくれる作品です。
ぜひウォルターと一緒に、冒険とワクワクと興奮に満ちた120分で、無くしたネガに映っていた最高の一枚を、見つけ出してみてくださいね。
シェフ 三ツ星フードトラック始めました

キューバサンドイッチに感銘を受け、料理の移動販売を思い立つ。息子や仲間の協力を得て、カールはフードトラックを走らせ…。
シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのあらすじ
ロサンゼルスにある一流レストランの<総料理長>カール・キャスパーは、メニューにあれこれと口出しするオーナーと対立し、突然店を辞めてしまう。
次の仕事を探さなければならない時にマイアミに行った彼は、絶品のキューバサンドイッチと出逢う。
その美味しさで人々に喜んでもらう為に、移動販売を始めることに。譲り受けたボロボロのフードトラックを改装し、マイアミ~ニュー・オリンズ~オースティン~ロサンゼルスまで究極のキューバサンドイッチを作り、売る旅がスタートした―。
フードトラックを舞台に描く、サクセスストーリー
どんな仕事でも起こり得る普遍的なテーマを、ラフにフードトラックという舞台で美味しく描いた作品です。
プロフェッショナルを誇るが故に起きてしまった悲劇には共感しすぎて心が痛みますが、気持ちがいいくらい登場人物が良い人ばかりなのも本作のポイント。
とはいえフードトラックという舞台には葛藤も苦悩も織り交ぜた地に足ついたサクセスストーリーで、誰もが納得のいく結末に仕上げた、美しいラストにも注目です。
一緒に旅をしてみれば、きっと彼らの快進撃に口角が上がりっぱなしになること間違いありません!
グリーンブック

出自も教養も価値観も全く異なる2人の、決して楽ではない2人旅が始まる
▼グリーンブックについては下記の記事でも紹介しています
グリーンブックのあらすじ
時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。
ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、<黒人用旅行ガイド=グリーンブック>を頼りに、出発するのだが…。
人種の垣根を越えて友情が育つ作品
舞台は人種差別が色濃く残る時代。シャーリーは行く先々で、謂れのない差別を受け続けます。新品のスーツを試着する権利、バーで飲む権利、自分が招待された側なのにレストランで食事をする権利など「黒人の君には権利がないとダメだよ」言葉にするとこんなにもバカげた話が実話だというのだから、驚きです。
肌の色で差別をしてしまう。人はどうしようもなく愚かだけれど、そんなことを言っても世界は変わらない。
人の醜さと素晴らしさも描いた上で、人を信じる尊さを教えてくれる作品です。
彼のように世界を変えるため、たった1人で歩く人もいれば、その姿に動かされ、彼の隣を歩いた人もいる。