VODとライブ配信の違いを知りたいと思っていませんか。VODもライブ配信も動画を見られる点では同じですが、サービスの仕組みはまったく異なっています。VODとライブ配信にはそれぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。この記事ではVODとライブ配信の違いや選び方をわかりやすく紹介します。
目次
VODとライブ配信の違い
VODとライブ配信の違いは配信方式です。ライブ配信はリアルタイムの映像を配信しているのに対して、VODでは録画された動画を配信しています。ここではVODとライブ配信についてもう少し詳しく説明していきます。
VOD(ビデオオンデマンド)配信とは
VODとはVideo On-Demandの略称で、「要求があったときに配信するビデオ」という意味があります。ユーザーが動画配信サービスで希望のタイトルを選び、再生をすると視聴できるという仕組みです。
映画やドラマ、コンサート映像やアニメなどのさまざまなジャンルの動画を視聴可能です。録画して編集された完成度の高い作品が揃っています。
ライブ配信とは
ライブ配信とは生中継の配信方式です。テレビの生中継番組と基本的に同じで、会場でおこなわれているコンサートやスポーツの試合などを中継して配信しています。
ライブだからこそ楽しめる音楽やスポーツに加え、ニュースのようにタイムリーな配信が求められるジャンルでライブ配信が活発におこなわれています。
動画サービスの他の配信方法
動画サービスにはVODとライブ配信の他に配信方法がありますが、名前が違うだけで基本的にはVODに該当します。アーカイブ配信や録画配信、見逃し配信はライブ配信やテレビ放映された動画を録画したVODです。
タイムシフト配信はライブ配信を時間差で配信する方式で、生中継ではないけれど配信している時間にしか見られない仕組みになっています。ライブ配信とVODの中間的な位置付けの配信方法です。
VODを選ぶメリット
VODは利便性と自由度が高いのがメリットです。VODを選ぶ魅力としてよく挙げられているポイントをまとめたので参考にしてください。
多数のタイトルをいつでも視聴できる
VODでは多数のタイトルが常時配信されています。いつでも自由に視聴できるのがVODのメリットです。ライブ配信の場合には生中継が必要なので放送できる番組数には限界があります。
何か観たいものがないかと探してみても見つからないこともありますが、VODなら数万タイトルを候補にできるのできっと楽しい動画を発見できます。
また、配信されている時間にしか観ることができないため、見逃して悔しい思いをする場合もあるでしょう。ライブ配信で見逃した際にVODで録画配信されている動画を視聴できることもあります。
何度でも繰り返し観ることができる
VODは同じ動画を何度でも視聴できるのがメリットです。面白かった映画やドラマを何度も観たい、好きなアーティストの演奏を繰り返し聴きたいという希望を叶えてくれます。
サービスによっては動画をダウンロードしておいてオフラインで観ることも可能です。動画はデータ容量が大きいので、スマートフォンの通信料の上限が悩みになりがちですが、無料Wi-Fiでダウンロードしておけば問題ありません。
倍速再生や一時停止に対応している
録画された動画を配信しているため、VODでは倍速再生や一時停止などの機能があります。巻き戻しや早送り、シーンのスキップなどもできる場合が多くなっています。
つまらないシーンは飛ばして好きなところだけ観たり、洋画の倍速再生で英語のヒアリングのトレーニングをしたりすることが可能です。便利に使える機能が多くて自由に観られるのがVODのメリットです。
ライブ配信を選ぶメリット
ライブ配信はリアリティがあるのがメリットです。ライブ配信のメリットもわかりやすく厳選したので確認しておきましょう。
リアルな体験ができる
ライブ配信は今開催されている試合やライブ、フェスなどを視聴できるので、リアル感があるのがメリットです。会場の熱気を感じて没頭したり、一切の編集がない生中継の醍醐味を楽しんだりできます。いつでも新しい動画を視聴できる点も魅力です。
インタラクティブなサービスがある
ライブ配信にはインタラクティブなサービスもあります。ライブ配信側とユーザーがコミュニケーションを取れるようになっているのが特徴です。
SNSでのライブ配信でよく取り入れられている方法で、ユーザー参加型のコンテンツとして親しまれています。自分の発言が反映されていくので、ライブ会場にいるような感覚を得られます。
まとめ
VODは録画された動画を配信するサービスなのに対して、ライブ配信はリアルタイムで生中継をするサービスです。自由気ままに利用できるVODと臨場感があるライブ配信ではまったく異なる魅力があります。
どちらも動画を楽しむ上で魅力的なサービスです。動画配信サービスの中には両対応しているところもあるので、どちらが良いか選べない人は両方とも楽しみましょう。