【作品のみどころ】
2016年に公開され一躍話題となった新海誠監督のアニメーション映画です。日本映画の歴代興行収入で上位にランクインした話題の作品。
東京に住む男子高校生の瀧と東京に憧れつつ岐阜の田舎町に住む少女三葉が、それぞれの夢の中でお互いが入れ替わるというところから物語は始まります。
そして約1,200年振りに地球に接近するティアマト彗星という2つの出来事を中心にストーリーが展開していきます。
そしてなんといっても素晴らしいのはその映像美。鮮やかな色彩と光の使い方が秀逸で東京や田舎の風景はもちろん、日常生活の映像も非常に丁寧に作りこまれています。
また、彗星と共に流れてくるRADWIMPSの音楽も映像にぴったりとハマっていて作品の世界へ引き込まれます。
【キャスト一覧】
立花 瀧(声:神木隆之介)
宮水 三葉(声:上白石萌音)
宮水 四葉(声:谷花音)
宮水 一葉(声:市原悦子)
宮水 俊樹(声:てらそままさき)
宮水 二葉(声:大原さやか)
勅使河原 克彦(声:成田凌)
名取 早耶香(声:悠木碧)
ユキちゃん先生(声:花澤香菜)
奥寺 ミキ(声:長澤まさみ)
藤井 司(声:島﨑信長)
高木 真太(声:石川界人)
【みんなの感想】
大感動しました!映画館で2回も見てしまいました!
まず、作画が綺麗。光や星、人物など、最近のアニメは進化したなぁと思わせられます。そして、音楽と映像のタイミングが鳥肌モノでした。良いタイミングで音楽がかかるので、感動が倍になったと思います。話の内容では、最後の方の瀧くんが三葉の手に好きだと書くシーンが大好きです。あの、かたわれ時の風景やその時に流れる音楽によって世界観が表現されていて、涙が止まりませんでした。体が入れ替わったり、タイムリープしてたりと、現実では考えられないことが起こっていましたが、バイトしているシーンだったり、何気ない日々もあったため、こんなこともあるのなも!?と思わせてくれるような作品でした。アニメ映画の中で1番好きな作品です。★★★★★(星5つ)
1回見ただけでは理解が難しく、ただみつ葉とたき君が現実世界でいれかわっているだけだと思ってしまいました。ただ、入れ替わっている時の二人がとても面白く、前半はただただ面白く見ていました。ですので、最初に見た時は最後の方がよく分からなかったのですが、2回目を見てみつ葉とたき君が生きている時間軸も違うんだと分かり、深い映画だなと思いました。
たき君とみつ葉が一度連絡が途切れたことで、たき君がみつ葉の事を探しに出かけたことで全てのに謎が解明し、そしてその結果彗星の落下を防ぎみつ葉の命も繋がったのがすごく感動しました。最後もお互いに出会っているのに付き合ったりするエンディングでもなく、君の名はで終わっているのが絶妙に良かったです。★★★★(星4つ)
男女が入れ替わってしまいその二人が運命的な出会いをしてしまう。一見するとありきたりなストーリーですが本作品には魅了される要素がいくつもあるなぁと感じました。まず一つ目は映像がとても美しい所。とても繊細で時折アニメーションであることを忘れてしまう程です。そして二番目は構成の良さでしょうか。ありきたりな題材でありながら繊細な物語の構成であるためむしろ新しく感じてしまう。そんな不思議な感覚を覚えました。そして三つ目が挿入されている音楽です。映像、ストーリーに非常にマッチしているというか引き立たせているというべきでしょうか。どんなに面白いストーリーでも綺麗な映像でも音楽が合ってないと台無しになってしまいます。この音楽が全てを纏め一つの良い作品となっています。一回だけではなく二回は見た方が良いと思います。一回目よりも違う見方が出来ると思います。そしてお気に入りの場面もできることでしょう。★★★★★(星5つ)
難しい、わからないと言う人も多いこの作品ですが、どんな展開が待ち受けているのだろうと夢中で何度も見てしまいました。大切な人なのに名前すら思い出せないもどかしさや儚さ、伝えたいのに伝わらない切なさ、ようやく一つに繋がる瞬間。どれも素晴らしい表現だった。
正直1度では、いろんな感情やストーリーが交差し監督の意図など読み取る事が出来ず、すべて理解できなかったが、2度3度見るうちに「ああ、ここはこういう表現なのか」「ああ、ここはこうゆう感情なのか」と何度見ても飽きがこなかったです。
そして、背景画や音楽が綺麗すぎて、何度見ても感動させられましたが、やはり1番は、劇中流れるRADWIMPSのスパークルに何度も胸を打たされました。★★★★(星4つ)
噂通りの面白さで大満足できた映画でした。主人公の二人、瀧くんと三葉が入れ替わっている部分からもう面白かったですが、その後の事件発生というか、入れ替わりだけでないもう一つのおかしさに瀧くんが気付いてからは、お話がさらに面白くなっていきましたね。その辺りは私も序盤を見ていて全然気づけなかったので、瀧くんと一緒になって「ええっっ!?」と大きくうろたえてしまいました。そして起きてしまった事件をそのままにしておくのではなくて、この入れ替わり能力を使って瀧くんが上手く介入していくという熱い展開や、エンディングテーマに乗せて描かれるあの印象的なラストシーンなども良く、見終わった後で爽やかな気持ちになれました。★★★★(星4つ)
子供と一緒に見ましたが、私のほうが感動してしまいました。子供にとっては難しかったようでよくわかっていませんでした。男女の入れ代わり物語はいくつもありますが、生きている場所や時も違い、更に田舎と都会の生活を比較しているのが新しい視点だなと思いました。それぞれの生活に憧れる2人が入れ替わる、というだけの話かなと思ったら、実はその入れ替わりには町全体を救うという大きな意味があって、やがてその2人は惹かれ合う。ただの恋愛ストーリーじゃなかったのがとても面白かったです。タイトルが「君の名は。」なのに最後まで名前がわからなくて見ているこっちももどかしく感じましたが、結局名前なんてわからなくても出会う人とは何度でも出会うんだな、ということが最後の場面でよく表れていたと思います。★★★★(星4つ)
新海誠監督の作品は大好きで全部見ています。
私は1回見ただけでは、そこまで面白いとは感じられませんでしたが、繰り返し見ていくうちにどんどん面白くなっていき深みのある作品だと思いました。
何回見ても理解できないところをネットで検索するほど面白いです。
性別も住む場所も違う人間が入れ替わったらどんな感じになるのかな、どうやって入れ替わってる間の事を伝えようと思いました。
会ったこともない行ったこともない場所に会いに行くって、やってみたいけど無駄になりそうでなかなか出来ない事をして羨ましく思いました。
また、他方ならではのしがらみと戦う若い世代の気持ちに共感出来なのが更にこの作品を好きになったポイントです。★★★★(星4つ)
新海誠監督の作品はどれもそうですが、絵がきれいなことが一番の感想です。光が軽やかなのに鮮やかで、星の話だったこともあり、色彩のすばらしさが存分に発揮されていた作品だと思います。また、タイトルが今までのアニメーション映画に比べて斬新で、現代的でした。スマートフォンを使ったり、満員電車に揺られていたり、東京のリアルな風景だったり、現代に舞台を置いている点も、今を生きる子たちには見やすく、受け入れやすかったのではと思いました。私もその点は珍しいなと思いました。
都会が今で、田舎の神社が過去と、象徴的に分かれていたこともよくできているなと思いましたし、その点は古典がベースになっているからこそつくることができたのではないかと思います。
一方で、主人公とヒロインが何度もやり直す(?)あたりは、複雑でわかりにくかったです。l「どんな話?」と人に聞かれたらきちんとは答えられないなと思います。★★★(星3つ)
男女が入れ替わって物語が進んでいく。それは、大林宣彦監督「転校生」に思い入れのある私にとって「リメイク映画ならば残念だけどどうだろう」という前提で映画を見ました。
とても不思議なことに遠く離れている男女が入れ替わってしまう、しかも3年の時を離れて。彗星の落下によりヒロインが亡くなったことが分かった時は悲しかったです。その時点で前置きの前提は忘れて映画に引き込まれていました。
そして彗星落下事故から町のみんなを助ける行動になり未来は好転するかと思いましたが、残酷にも彗星は落下して町は壊滅してしまいました。
「もうだめだ」かと思いましたが、町のみんなは助かっているという過去の歴史が変わっていてよっかたと思う反面、二人はお互いを忘れてそれぞれ交わらない道で生きていくのかと思いきや、引き寄せられるように出会い、そして「君の名は?」というエンディングは凄く感動した映画でした。★★★★(星4つ)
とても良い映画でした。ボーイミーツガール&中身の入れ替わりだなんて結構定番物のはずなのに、主人公たちのキャラ立ちや怒涛の演出、そしてとんでもない映像の美しさでずっと目の離せない映画でした。特にキャラの一つ一つの動きが繊細で丁寧で、しかも迫力があってとても感動したし、カットが切り替わるごとの背景はまるで絵画のように壮大で、本当にため息が出るようにキレイです。新海誠監督の作品の映像美はすごいと噂には聞いたことはありましたが、あんなにも素敵なものを作れる方がいるなんて想像以上でした。監督のこだわりの強さがそのまま作品の良さに繋がっていると思います。ストーリーは甘酸っぱく切ない恋愛要素が強かったので、それもまた絵のきれいさに合うベストな内容だったと思います。★★★★(星4つ)